9月25日 特別実習1日目の夜
アリサとの会話の後、リィンのARCUSに通信が入ってきます。
その相手は…クレア大尉!
ミリアム経由で番号を知っていたようですw
士官学院に関することである情報を提供したい。通信では傍受の危険もあるので直接この町で落ち合えないかと提案してきます。
しかし領邦軍が跋扈するこの町では大勢で行動して目立つのは危険。なのでリーダー格であるリィンに連絡したと。
いつの間にかリーダー扱いw
RFグループにも関わる情報なので、現時点ではアリサの耳に入れない方がいいとのこと。結局、リィンは誰にも言わずクレア大尉のところへ行くことになりました。まあ、尾行してきたフィーだけはついてきてしまいますがw
バーで待つクレア大尉、普段の軍服姿と違ってドレスで可愛いです。
いや、普段から可愛いですけれどもw
リィンは単刀直入に、クレア大尉の上にいるオズボーン宰相が何をしようとしているのかを問いました。夕方の領邦軍とのいざこざ、本来ならば領邦軍の管轄なのに、鉄道憲兵隊が出てきている理由はなんなのかと。
それに対して、クレア大尉は、まずオズボーン宰相はある意味で誠実に行動していると言います。裏でテロリストに支援している貴族派とは違うと。
テロリストが行動を起こすのに、まず必要かつ困難になるのが、その活動資金です。その大半はテロリスト本人が工面するのではなく、そのテロリストを支援する団体などによってまかなわれます。
現実社会でいうならば、アメリカ(キリスト圏)に対するテロのほとんどが、イスラム圏であるアジアがテロ支援国家となっているようなもの。
ノルド高原では猟兵崩れを莫大なミラで雇っていたことや、最新の飛空艇を所持しているなど、資金の出所が貴族派であることは間違いないでしょう。くわえて、ガレリア要塞襲撃時には人形兵器を投入してきたことを考えると、結社・身喰らう蛇も関与している可能性が大いにありますね。
そして、本題に入ります。
鉄道憲兵隊はRFグループの第一製作所に強制査察を敢行しようとしている。
第一製作所は鉄鋼などを中心に手がけるRFグループの主要部門、さらに貴族派に組する部門でもあります。RFグループはあまりに巨大になりすぎたことと、独立採算制という制度をイリーナ会長が敷いてしまったことで、各部門ごとに機密性が重視されてしまっています。内部でやっていることの本質を、会長ですら完全に把握できないほどに。
さらにイリーナ現会長は5年前、実の父であるグエン前会長を蹴落とすために、貴族派と革新派の両方から力を借りている立場上、大きく事には出られません。
夕方の小競り合いの原因は、強制査察しようとした鉄道憲兵隊と、それを露骨に阻止しようとする貴族派(ログナー侯爵家)の領邦軍がぶつかった結果であると。
与えられる情報はここまでと、クレア大尉は話を打ち切ります。ついでにリィンたちはバーの飲食代の会計を奢られましたw
クレア大尉が去った後、アリサから通信が来ました。かなり怒っているご様子w
その夜、ルーレ市の外では帝国解放戦線の幹部Vとスカーレットが事を起こそうと虎視眈々に狙っていました。
9月26日 特別実習2日目
結局のところ、アリサにもクレア大尉の話をきかせることになりました。当のアリサは既に覚悟は決まっていたみたいで、RFグループの大まかな情報を提供してくれます。
第一製作所…鉄鋼/大型機械全般(貴族派)
第二製作所…銃器/戦車/兵器全般(革新派)
第三製作所…導力列車/導力飛行船(中立派)
第四製作所…導力通信技術/戦術導力器(会長直結)
とりあえず午前中の実習依頼をこなしてルーレ市に戻ると、事件発生。
工場が煙を上げて爆発。逃げ遅れた人を救出するために中に入ると、機械仕掛けの兵器人形がいました。どうにか大型人形兵器を破壊し、事態を収拾しました。
その後、クレア大尉から事情を聞かされます。
工場で暴れた人形兵器は、三ヶ月前に工場内に収納されたもの。その当時はノルド高原での事件の頃、帝国解放戦線がその名を世に知らしめたのが一ヶ月前のことですし、事態が大きくなる前から既に『仕込み』がされていたということです。
クレア大尉はこの工場爆破事件に領邦軍が駆けつけてこなかったことに気づきます。これは陽動であり、本命はザクセン山道の鉄鋼山の方。そちらがテロリストに乗っ取られました。
急いで鉱山へ向かうと、そこにはテロリストと交渉段階に入ろうとする鉄道憲兵隊と、事態を静止して見守るべしと封鎖する領邦軍が言い争いしている姿が。
いやね、もうね、領邦軍(つまり貴族派)とテロリストは完全にグルですわw
鉄道憲兵隊は第一製作所に強制査察を試みていた。貴族派にとって都合の悪いなにかがある。だからそれをもみ消すためにテロリストに鉱山を占拠させている。という図がモロに出ています。
そこへ到着したアンゼリカとジョルジュ。アンゼリカがここに来たのは、不安要素が現実となってしまったため。第一製作所の取締役がアンゼリカの叔父。つまりログナー侯爵の弟。
どうやら数年前から鉄鉱石の横流しが行なわれていたらしいです。帳尻が合わない鉄鋼生産量。概算すると、戦車2000台分の鉄鉱石が消えているというのです。このあたりを鉄道憲兵隊も調査しようとしていたのでしょう。
アリサは母親に直談判します。今起きているテロ事件に対してRFグループがすべきことは、鉱山員の救出ではなく各方面のフォロー。株価への影響、鉱山が破壊された時にそれに変わる資材の調達など。やらなくてはいけないことが山ほどある。
大人としての現実を見せつける母親に対して、それに抗うアリサ。RFグループを受け継ぐ可能性がある者として、母親とは違うやり方を士官学院を卒業するまでに見つけ出すと誓います。
アリサの母イリーナは彼女に、鉱山へ侵入するためにルーレ市内に設置された直通の非常連絡通路の鍵を託します。これがあれば、領邦軍の封鎖の裏に出ることができます。今自分が出来る最善の行動をするために、リィンたちはテロリストを止めに行きます。
今回の不正に父親が一枚噛んでいる。そんなことを断じて許せないとアンゼリカはⅦ組と共同戦線を張ります。スポット参戦ですね。
鉱山に侵入してしばらくすると、鉱山員が監禁されている現場に到着。非戦闘員である彼らを町まで戻すため、クロウはチームを離脱します。
終点にたどり着くと、幹部V、ヴァルカンが待ち構えていました。
フィーはようやく思い出したようです。ヴァルカンが猟兵団アルンガルムの生き残りであると。フィー自身は直接やり合ったことはありませんが、フィーの団長だった『猟兵王』とは何度か対決したことがあるみたいです。
ここでテロリストたちの執念の動機が明らかになります。オズボーン宰相がこれまでしてきた領土拡張主義と鉄道網拡充政策、それらによって故郷を失った者たちがどれだけいるのか。
ギデオンは思想的な理由、スカーレットは鉄道のせいで故郷を失った。そしてヴァルカンはただの逆恨みと言いますが、正直一番重たい動機ですね><
猟兵団アルンガルムは、そこそこのランクの団。団長はヴァルカン、それなりのヤマをこなすがモットーでした。たまには西風の旅団みたいな大物とやりあうこともあったけれど、新入りが入ってきた時は経験を与えるために軽い仕事をこなす、面倒見のいい猟団だったようです。
当時の貴族派から依頼された宰相に成り立てのオズボーンを脅すためだけの任務。当時はオズボーンの苛烈さなど誰も知らず、簡単なはずだった任務でした。
その結果、のちに鉄血宰相と呼ばれるオズボーンは襲撃を完全に読みきっており、逆にアルンガルムは返り討ち。アルンガルムの団員に投降する余裕すら与えず徹底的な殲滅戦を仕掛けられ、新入りも女性団員も、団長であるヴァルカン以外はすべて虐殺されてしまったのです。
それが帝国解放戦線に組した動機。
ヴァルカンを倒すと、リーダーのCが現れます。
相変わらず、ルルーシュっぽいなコイツwww
2ヶ月前の夏至祭では手も足も出ませんでしたが、今回は五分以上に戦えたリィンたち。しかし、スタングレネードによる目くらましの隙に飛行艇に乗り込んで逃げます。
鉱山の吹き抜けから上空へ逃げようとする帝国解放戦線の飛行艇。しかし『何者か』がそれを狙撃し、飛行艇は墜落してしまいました。これで帝国解放戦線は終わり?w
駆けつけた領邦軍に、勝手に侵入したことを責め立てられるリィンたち。鉱山で我が物顔をする領邦軍ですが、そこにリィンたちに救いの手を差し伸べたのはオリヴァルト皇子でした。
この鉱山は皇室管轄。侯爵家のものではありません。なので領邦軍もすごすごと引き下がるしかないのですw
事態は収拾しましたが、結局のところ、第一製作所が横流ししたとされる鉄鉱石の証拠案件はテロリストの手によって消去されてしまっていました。
そしてしばらくしたある夜、帝国解放戦線の飛行艇を狙撃したとされる場所に現われるラインフォルト家のメイドのシャロン。現場には狙撃したライフルが捨て置かれていました。後に続いて現われるクレア大尉。
この2人の組み合わせはなかなかマニアックw
ライフルはRF製のものではなく、『例の工房』らしいw
まあ、工房といったらアレしか思い浮かびませんがwww
「シャロン・クルーガーさん、あなたの雇い主はどこまで関与しているのですか?」
「それは『どちらの』雇い主を指しているのでしょうか?」
すっごく意味深なwww
掃討し損ねたとされる2体現われた人形兵器を、それぞれが一瞬で蹴散らしますw
クレア大尉は導力銃で、シャロンは鋼線で。
「《氷の乙女》の神技、見せていただきました」
「そちらこそ、《死線》とはよく言ったものですね」
まあ、サラ教官と因縁があるっぽいから只者ではないとは思っていましたが、これはかなりヤバい人ですねw
↧
ゲーム感想 閃の軌跡 6章:黒と銀~鋼都動乱~ 後編
↧