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Channel: 慢性的厨二病患者モキエル
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ゲーム感想 WHITE ALBUM2 その8(Coda…雪菜ルート)

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↓過去記事はコチラです
codaかずさルート
CC千晶ルート
CC麻理ルート
CC小春ルート
CC雪菜ルート
IC後編
IC前編






この作品のグランドフィナーレと言われるエンディング。
このルートでは春希は、雪菜に早い段階でかずさとの逢瀬を告白します。
それと冬馬曜子の容態についても、雪菜に伝えます。

これにより、雪菜とかずさが衝突するものの、かずさルートで見るような、雪菜やかずさがボロボロになるシーンはありません。(序盤の共通ルートでかずさがちょっとヤバいですが)

春希は早々と、かずさとの決別をします。
そして、かずさが追加公演をしたり、CDを出したりすることを説得する役は、雪菜に任せます。
ぶつかりつつも、付属時代に近い間柄で雪菜とかずさの関係が進むから胃はキリキリしません。

ほわるば恒例のビンタ合戦をした後、酒を酌み交わす2人の雰囲気がちょっといいですね。


雪菜はかずさの説得に成功し、ここからは3人でコンサートの成功を目指して全力で頑張ります。残り少ない時間で完成度の高いものをもっていくところは、まさしく5年前の付属時代のライブの前みたいです。

コンサートの方はともかくアルバム収録の方では、春希がギターをやるハメにw
寝る時間も惜しいくらいなのでスタジオに寝袋まで持ち込んでの猛特訓。これまでのCCやかずさルートのような痛々しい胃腸に優しくない物語展開ではなく、ICの序盤の頃のワクワク感が出てて非常にグッドでした。

コンサート当日まで3人の合作を必死に作ります。
そして完成!
かずさは日本に残り、春希や雪菜とともに居続けることを約束します。

エンディングはその曲が流れます。
後日談はありませんが、エンディング中に春希と雪菜の披露宴の風景が描かれました。
雪菜が歌い、春希がギター、かずさがピアノを弾く風景は素晴らしい。


Coda雪菜エンド曲「時の魔法」
コチラ

とても綺麗な終わり方をします。
します…が!
私としましては釈然としないものが。
結局のところ、かずさが妥協しただけなんですよねぇ。

雪菜ルートだし、別に雪菜がかずさから春希を奪うことそのものには反論はないです。かずさと和解して3人で合作を作ろうというのも別に構わないです。
でも…、この合作の後も一緒にいたいというのは如何なものか。

正直、かずさはウィーンに戻るか。まあ、戻らずに曜子の看病のために日本に残るとしても、春希や雪菜とは交流は断つべきだと思うのです。せいぜい、盆や正月くらいは会う程度に留めておくとか。
かずさがずっと春希が好きなのがわかっていて、自分たちと一緒にいたいなんて傲慢もいいところです。

雪菜は基本的には良い子なのですが、恋愛に関しては偏執すぎ
幼い頃から家庭環境に恵まれない、母子家庭や父子家庭といった片親育ち、あとは両親が破綻寸前なまでに険悪だったなど、そういった家庭環境で育つと、恋愛感が歪んで偏執になるケースはよく聴きます。この場合だと、かずさの方ですね。

しかし雪菜の家庭は、今時ではありえないくらいに恵まれています。そして雪菜は、周囲の人間関係にも特に問題がない。(中学時代にちょっと嫌な思いをした程度)
そんな子がなんでこんな偏執的な恋愛観を持ってしまうのかなと疑問。

確かに雪菜にとって春希は初恋だけど、初恋が実らないなんて世の中ではありきたりなくらい当然。雪菜のルックスや性格なら引く手数多でしょうし、平凡な春希にこだわるのは凄く謎です。
フラれた、フラれそうになったくらいで、あそこまでメンヘラになるのはどうかと思います。
非嫡子でシングルマザーで育ち、周囲に友人すらいなかったかずさなら、初恋を引きずってメンヘラになって納得なんですけどね。

なんにせよ雪菜の希望はあまりに身勝手すぎて賛同しかねます。
せめて、かずさに救済措置があったらまだいいんですけどねぇ。他に恋人候補ができたりして、真の意味で春希がいなくても大丈夫な状態になってくれてたら、別に3人一緒でいたいというのも許せますけどね。

まあ、とにかく、私は雪菜よりかずさが好きなのでかずさ擁護したいわけでしてw
さてさて、これにてホワイトアルバムは全ルート攻略しました。
それなりに満足いくストーリーではありました。
春希のクズっぷりと
雪菜のメンヘラ以外はw
ギャルゲーのレビューは今回が初でしたが、これにて終了します。


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