後編でございます。
最後に総評込みなので2分割になりました。
目的を果たして地縛霊ではなくなる
鈴美はこの世から去ろうとしています。
「それとも露伴ちゃん、
あたしがいなくなったら
寂しいって泣くかしら?」
「ふん、馬鹿いえよ。
何故僕が寂しがるんだ。
君は15年も前に既に死んでいるんだぜ。
前にも言ったが、この世の未練とか
なんとか言ってないで、
さっさとあの世に行くってのが、
正しい幽霊のあり方だってのは
変わらない意見なんだぜ」
「ああ、わかったよ!
最後だから本心を言ってやる!
寂しいよ、僕だって行ってほしくないさ!」
全員がこの場所に集まってきます。
いやwwwだからwww
億泰の親父は出てきちゃダメだろw
公式では山岸由花子との
身長差は20cmもないのにねw
まあ、康一くんもだけどw
何気に噴上裕也がいるのがミソ。
能天気な妻しのぶは旦那(吉良)が
死んだことを知らないからなー。
原作漫画ではそうは思わなかったけど、
アニメだと、ここめっちゃ泣けるw
やはり「音」がつくと全然違いますね。
康一くんのナレーションで語られます。
僕たちの町、杜王町はとても深く傷ついた。
町が生んだ吉良吉影という怪物によって、
町自身は傷つけられた。
早人くんのママは
ご主人の帰りをずっと待つのだろう。
重ちーくんの家族は
息子が帰るのをずっと待つのだろう。
吉良吉影に殺された娘や兄弟の帰りを、
家族たちはこれからもずっと待つのだろう。
傷の痛みが深く現れてくるのはこれからなのだろう。
一体、この痛みはどうやって癒せばいいのだろう?
町の未来にとって命取りになるのか、
さもなくばいずれ消え去るのだろうか、
僕にはわからない。
「ワシはこの杜王町の今回の事件に
かかわる仗助たちを見ていて、
1つだけ言えることを見つけたよ。
この町の若者は、
黄金の精神を持っているということをのぉ。
かつてワシらも、エジプトに向かう時に見た、
正義の輝きの中にあるという黄金の精神。
ワシは仗助たちの中に見た。
それがある限り大丈夫じゃ。
この町はもう心配ないよ」
4部は3部のDIOと違って、
ラスボスが吉良である必要性はなかった。
出そうと思えばいくらでも敵を出せる環境。
しかし、これからの物語は、
仗助たちがこの町にいる限り、
解決していくだろうという
締めくくりで終わります。
「さっき渡した俺のお袋の写真よぉ。
ちゃーんと持ったぁ?」
「ああ、お前の言う通り、ちゃんと財布に入れたよ。
お前の母さんには会わずに行くが、
幸せを祈っておるよ」
「貰っとくぜぇ!
父親ならよぉ、息子にお小遣いくれてくもんよねぇ。
それにお袋の写真、家に持って帰ったら、
また婆ちゃんと揉めちゃうぜぇ?」
ほんと仗助は金が絡むとwww
「黄金の精神を持ってるってセリフ、
撤回するかい、じじい?」
透明の赤ちゃんは
母親が依然行方不明のままで、
結局、ジョセフ・ジョースターさんの
養子となった。
あら、ここで
またも隠し子か?と
スージーQと一悶着あった
というセリフが抜けていますね。
ちなみに赤ちゃんの名前は
静・ジョースターになります。
承太郎は滞在中に執筆した
海岸で見たヒトデに関する論文で
博士号を取った。
海洋冒険家から学者に。
五代前のジョナサンが、
考古学者を目指そうとしたことを考えると、
ジョースターの血統的には
願い叶ったという感じですかね?
康一と由花子は交際が続いていますか。
アンジェロ岩の前で待ち合わせw
お金だけは持っている虹村一家。
じゃあ、別に重ちーの一件で、
あんなにがめつくなくても良かったやん?
猫草も億泰パパと一緒に暮らしていると。
こいつらもトニオの店の常連かよw
飯を食いに来ているのか、
美容室の代わりのつもりで来ているのかわからんw
序盤の小物だしなぁ。
玉美なんてチンチロリンで
出番があったことがむしろ凄い。
スピンオフの
「岸辺露伴は動かない」で書かれている
漫画を書く前の準備体操が出てきたw
少年週刊ジャンプが
210円だった時代が懐かしいw
昔はもっと安くて180円くらいだったけどな。
(私が知っている時代)
今はいくらだ?
2匹も焼いて食べてますw
未起隆はよく鉄塔の男のところにやってきて
町の景観を眺めていると。
こうして1999年の夏は、ほとんどの人々にとって、
いつもの夏と同じように、当たり前に過ぎて行った…。
これの連載って1994年ごろだったから、
まだアンゴルモアの大王の前だったんですよねw
昔はあれ信じてビクビクしていたわw
MMRのせいで!
今読むとネタ満載すぎて
めっさ笑えるんですけどねw
ジョジョは他の雑記と違って
カテゴリーで分かれているので、
ここで総評をぶち撒けます。
世間一般的に大人気作である
ジョジョ3部に続いて
アニメ化した4部。
ほとんど不満のない出来だったと思いますが、
ところどころで原作シーンを
カットしている部分があるのが残念でした。
ジョジョ3部が合計4クールだったのに対して、
ジョジョ4部が3クールだったことが原因。
原作準拠で考えると、
3部は単行本12巻末、
実質13巻から28巻までの
16巻分。
4部は29巻から47巻の半分、
18.5巻分なのです。
実は4部の方が3部よりも長い。
それを4クールじゃなくて
3クールで収めたわけだから、
尺が足りないのも当然です。
ジョジョのスタンドバトルは
3部序盤こそ短いものの、
後半からはだいたい1体につき
単行本1巻分を消費していました。
4部になってもその傾向は強いです。
3部アニメでも途中からは、
1体のスタンドバトルで
前後編の2話構成になっていましたね。
ジョジョは原作単行本1巻分につき
アニメ2話がちょうど良い尺になります。
それを考えると、
ジョジョ1~2部(12巻)を
2クールアニメにしたのは
ちょうど良かったのかもしれませんね。
私の場合、ジョジョ3~6部までの
スタンドを全部、本体の名前込みで
覚えているほどなので、
(おそらく登場順に書き出せる)
ところどころでカットされているシーンに
違和感を感じずにはいられませんでした。
『7月15日』、
3種のスタンドバトル+αを
単行本の順番ではなく
24形式の時系列順にしたのは、
上手い手法とは思いつつも、
話があっちこっち行き過ぎて混乱しました。
スーパーフライ、エニグマ、チープトリック。
原作では各6話構成だったので、
アニメでは途中で変なところで切れてしまうので、
あえて混ぜた結果でしょうけど。
☆ストーリー的な感想について。
このアニメが始まる前、
ジョジョ4部は人間の悪性について
描かれる作品と私は書きました。
ある日突然、
普通の人が不思議な能力に目覚めたら?
その人は自分の欲望を満たすために
能力を悪用しなくてはいられない。
しかし、自分が能力に目覚めるということは、
他の人も同じ条件で目覚める可能性がある。
そしてその能力者が正義の心を持っていたら、
悪用した能力者は彼らに倒される。
小林玉美、間田敏和、山岸由花子
などが小物。
中ぐらいの悪党が音石明
(彼は自分の正体を知る形兆こそ殺しましたが、
それ以外では盗みしかしていません)
極悪人がアンジェロ、吉良吉影
という区切りができます。
他には、自分の職業に能力を活かそうとした者たち。
トニオ、辻彩、岸辺露伴
まあ、露伴は色々とやらかしましたがw
基本的には「普通」の人たちです。
終盤で吉良を追う展開。
人には悪しきところもあるが、
良いところもある。
最後にジョセフが語った、
黄金の精神の下り。
この作品は、
ふるさと愛に溢れた者たちの
戦いの物語
と言えるでしょう。
近代化が進んで失われてしまった
自分の住む町を愛する精神。
彼らはそれを持っていた。
自分、そして自分の親・家族が住む町を
守るために住民を殺す吉良を倒そうとした。
「あなた達、生きてる人間が、
町の誇りと平和を取り戻さなければ、
一体誰が取り戻すっていうのよ!」
杉本鈴美は死んでからも
吉良を倒してくれる人を求めて、
現世に留まって訴え続けてきた。
「オラはパパとママを守るど。
あんな薄ら汚らわしいやつが、
パパとママが住むこの町にいてはならないど」
守銭奴の重ちーにすら、
その精神はあったといえるでしょう。
「別に正義感ぶるわけじゃあないが、
そうなる前に吉良を見つけたいんだ」
誰かに成りすまして逃げた吉良が
再び殺しを始める前に見つけたいと
岸辺露伴は言いました。
彼にとっては幼い頃の因縁もありますが。
「これがもし、紙にされたのがもし、
俺をいつも元気づけてくれる
あの女どもだったらと思うと、
てめえ、俺だってそうしたぜ!
てめえや吉良吉影を、
この町で生かしておくのは
カッコ悪いことだぜ!」
かつては敵として立ちはだかった
噴上裕也ですら、この様子でした。
そして終盤は
ほぼ主人公レベルの立ち回りをした
川尻早人も、母親を守るために
吉良に立ち向かいました。
人間賛歌をテーマと掲げる
荒木氏の作品に相応しい展開だったと思います。
こうなると俄然、5部もアニメで見たいですね。
社会から爪弾きにされた者たちが、
この世が悪に向かうのを止める戦いですから。
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