寄生獣
今回は2話分なので、かなり長くなります。
まず最初のターゲットは若いボブカットの女。
大型ショットガンで、見事に一撃で心臓を破壊しました。
しかし、それが寄生生物側にバレたため、後が続きません。
大掛かりな装置まで用意して乱戦してりゃ世話がないですね。
「全員、床に伏せろ。両手を頭の後ろに組め。5秒以内だ、早くしろ。絶対に立ち上がるな。許可なく立つものはその場で射殺する!」
あーらま。
立ち上がった人間を射殺しちゃったよ。
浦上すら使わないという、カオスすぎw
市役所で大量虐殺事件。
それにしてもよくこんなの放送しましたよね。
オフィスでこっそり、まぐわっていましたも再現かw
強攻策が功を奏して、寄生生物は駆除されていきます。
田村の言っていた、か弱いから虐めるなが現実的になってきましたね。
浦上は後藤を見て、怯えて逃げてしまいます。
そりゃね。寄生生物5体の化け物だもんね。
ショットガン連発で文字通り、蜂の巣にしますが、後藤には効果なし。
体内の散弾を跳ね返してきました。
そんな時、別班は市長・広川を追い詰めていました。
ここから広川の演説が始まります。
ここがこの作品における一番重要なテーマとなっていますよね。
広川は生物界のバランスを保つために人間を間引きするべきだという意見を述べます。
「殺人よりもゴミの垂れ流しの方が遥かに重罪だということに。
そして我々という存在の重要さに気づき、
保護さえするようになるはずだ。
君らは自らの天敵を、もっと大事にしなければならんのだよ。
そしてこの天敵こそが、美しい大自然のピラミッドにぴったりと収まる。
人間の1つ上にな!」
地球上の誰かがふと思ったのだ。
皆の命を護らねば、と。
これは物語冒頭で語られる言葉ですね。
「最後に開き直るのなら、初めから飾らねばよい。
環境保護も、すべては人間を目安とした歪なものばかりだ。
何故それを認めようとはせん。
人間一種の繁栄よりも、生物全体を考える。
そうしてこそ万物の霊長だ。
正義のためとほざく貴様ら人間。
これ以上の正義がどこにあるか。
人間に寄生し、生物全体のバランスを保つ役割を担う我々から比べれば、
人間どもこそ地球を蝕む寄生虫!
…いや寄生獣か」
この作品のタイトル、寄生獣とは人間のことを指し示した言葉なのでした。
このあたりのシーンについては深い話になるので、
アニメ終了後の総括感想にて述べようと思いますので、
ここでは割愛。
この後、広川は撃たれます。
しかし死後も、広川の頭は萎みません。
つまり広川は寄生生物ではなく、人間だったのです。
さて、ここで1つ矛盾が生じます。
広川が市長になる前の演説のシーンを覚えていますでしょうか?
ミギーの判定では壇上に6体の寄生生物の反応があるとのことでしたが、広川が人間だとすると数が合いませんよね?
でもこれ、実は矛盾はしていないんですよね。
何故なら、この壇上には後藤がいます。
知ってのとおり、後藤は5体の寄生生物からなる存在。
後藤の他に司令塔になれる三木の場合、完全に統一できず3匹の信号が漏れていました。
で、アニメではカットされたセリフですが、新一と後藤が最初にやりあった時、
完全に1つになれるのは後藤だけだが、
それができるようになったのはごく最近
というセリフがあるのです。
つまり、この選挙の時の後藤はまだ完全な司令塔ではなかった。
そして後藤の分の信号が2つに漏れていたので壇上に6体と判断されたと考えられます。
以上、矛盾を強引に正当化する考察でしたw
さてさて、この混乱に乗じて、浦上は逃亡を目論見ます。
監視役だった刑事をショットガンで撃ち殺しました。
寄生生物の駆除は終わり、残るは後藤のみですが、この後藤だけは今の人間の武装では勝てませんね。
劣化ウラン弾くらいは最低限必要でしょう。
山岸はこの場所では分が悪いと屋上へ場を移すべき撤退します。
しかし、屋上についた時には後ろの2人は既にやられていて、山岸1人となっていました。
ちなみにこのシーン。
アニメでは撤退時に既に3人ですが、原作ではもう少し人数がいて、階段を昇っている最中に次々とやられて最後は山岸1人という感じでした。
たとえ細胞を硬質化させても、弾丸を真正面から受けるのは危険だ。
だからこうして斜めに弾く。
また、弾丸を避けるといっても、弾丸より早く動けるわけではない。
相手の眼球や手元の動きから弾道を読む。
そしてこれが山岸の最後でした。
正直なところ、私は原作よりアニメの山岸の方が好きですね。
基本、流れこそは変わらないものの描写の質はアニメが上でした。
自分たち人間の武器を持った戦闘力に自信を持ちすぎて、寄生生物相手に自惚れている面は同じなのですが、原作の山岸はその部分が顕著すぎました。
さらに、この殲滅戦の間、原作の山岸の口はニヤニヤしていたのが生理的に受け付けられませんでした。
とくに寄生生物を駆除するのに多少の民間人の犠牲にする展開なのに、口がニヤけているのが凄く気持ち悪かったです。
アニメでは引き締まった顔をしていて、任務に忠実かつ冷徹な自衛官という感じがしましたので問題なし。
あと、アニメ版のキャラデザがかなりイケメンなのと、
声優がリッキーだったため、
好感度が高かったですw
原作だと後藤の一撃でやられるのも情けない。
アニメ版だとドラゴンボールみたいなやられアクションで素敵w
首を切断されて落ちてきましたw
さすがに描写は甘めですね。
原作だとコンクリートの地面に生首が転がりましたしw
ビルから降りてきた後藤が、新一に気づきます。
「これはやりかけの仕事でもある。
おまえを殺せばすっきりするだろう。
そうだ殺すべきなのだ。
そして俺は先に進む」
しかし後藤は戦闘でカロリー消費が激しいため、次の機会にしようと言って消え去ります。
新一にとっては死刑宣告www
この事件から帰った後も、新一のビビリは止まりません。
情けないなんて思わないですよ。
誰だってこうなると思います。
ミギーが4時間の完全睡眠に入った途端、新一はこれまで以上に恐怖します。
こちらからは後藤を探知できず、後藤はこちらを探知できるのだから当然でしょう。
アホなやつらが新一のちょっかいを出されて、のされましたw
恐怖に押しつぶされそうになった新一は、その心の癒しどころを村野に求めます。
村野に拒絶されて新一は逃げ出します。
夜、公園で一人佇んでいると、村野が追いかけてきました。
髪を下ろすとすんげぇ美少女www
いつものチョンマゲヘアー、やめたらいいのに。
そしてベッドイン!
原作で唯一、ビーチクが出るシーンですが、さすがにアニメでは写しませんね。
それと微塵にも期待していませんでしたが、
はなざーの喘ぎ声は無しかw
うん、微塵にも期待していませんでしたよ。チクショー
新一はこの幸せのために生きる決意をします。
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