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Channel: 慢性的厨二病患者モキエル
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アニメ感想 Fate/stay night UBW 7話「死闘の報酬」

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アーチャーvsキャスター
セイバーvsアサシン

という構図。

能力的なスペックならば上のはずのセイバーが、アサシン小次郎相手に攻めあぐねています。
それは剣術だけをとればアサシンの方が上であるという証明。

一方、アーチャーはキャスターとアサシンのマスター同士が、士郎や凛と同じように同盟を組んでいると予測します。
しかし、事実は想像の斜め上を行っていました。

「私があの犬と協力ですって? 私の手駒に過ぎないアサシンと?」
アサシンにはマスターが存在しないと言うキャスター。
そこでアーチャーはキャスターがルールを破っていることに気づきました。

「魔術師である私がサーヴァントを呼び出して何の不都合があるのです?」
聖杯戦争は選ばれた魔術師がマスターとなって、サーヴァントを召喚して戦わせます。
ならば魔術師のサーヴァントであるキャスターが、サーヴァントを召喚することも可能であると。

ルールすれすれの外法。
これを原作で知った時はワロタw

第1部ではいつの間にかアサシンが門番からいなくなっていたから、潰し合いの結果だと思ってましたからね。(2006年版では追加シナリオで暴露ってますが)

外法ゆえに本来なら固定で現れるはずのハサン・サッバーハではなく、侍の佐々木小次郎なんていう紛い物がアサシンに召喚されてしまっているわけですが。

中東にて歴代の暗殺者の頭領がその名を継承していたハサンは、個人を指すものではない。(毎回、別の能力を持ったハサンと名乗る暗殺者が召喚されていた)
そして歴史的に矛盾を孕んでおり、多くの剣士が織り交ざって偶像化されたとされる佐々木小次郎。

似ている部分があるゆえの召喚なのです。


キャスターは三騎(セイバー、アーチャー、ランサー)に真っ向から勝負を挑んで勝てない。魔術を得意としているので、高い耐魔力を備えたサーヴァント相手では分が悪いですからね。
だからこその街中から魔力を吸い上げる篭城+門番にアサシンを配置という策略をしているわけで。

キャスター陣営が最弱と言われる所以は他にもあります。
それは魔術師であるマスターが、伝承・伝説化している高位の魔術師をサーヴァントとして従えるゆえの関係の悪化。
前にも書きましたが、「無能な上司」と「有能な部下」という間柄になってしまうからですね。

手駒になるサーヴァントを召喚しているのは、マスターの意図ではなくキャスター本人の独断。無能なマスターは既にキャスターの傀儡となっている。
そうアーチャーはキャスターを挑発まがいに口撃します。

これに対して、キャスターはかなりイライラきてますね。
キャスター的にはマスターとの間柄以上の関係になりたいと考えておりますのでw
若奥様になりたい!www

この陣地ではかすり傷1つ負わせることができないと豪語するキャスターに対して、アーチャーは一撃を与えてみせると言ってのけます。



あっさり倒すもそれは幻影。
本当のキャスターは上空から魔術による攻撃を仕掛けてきます。



この陣地限定ならば、魔法クラスの術まで使えるキャスター。
魔法クラスであるならば耐魔力の高いセイバーですら貫通することができますからね。
これが最弱かよ!とか思いましたw

魔術師にとって一番困るのは詠唱
大掛かりな魔術をするには、相応の準備と長い詠唱が必要となります。
しかし敵はそんなのを待ってくれません。
敵が待ってくれるのはセーラームーンとかの魔法少女モノ仮面ライダーの変身くらいのものですw

遠坂家なんかではあらかじめ宝石に魔力をつぎ込んでそれを媒介とすることで、詠唱時間を埋めたりしていますね。ワイルドアームズのクレストソーサレスなんかも同じ。

ところがキャスターには固有スキルに高速神言:Aがあります。
神代の言葉を用いて、呪文・魔術回路を使用せずに術を発動させることが出来る。
極めて便利な技能だが、神代の言葉であるために現代の人間には発音できない。

…というもの。

まあ、簡単に説明すると
スレイヤーズドラグスレイブ
黄昏よりも昏きもの
血の流れより紅きもの
時の流れに埋もれし
偉大なる汝の名において
我ここに 闇に誓わん
我等が前に立ち塞がりし
すべての愚かなるものに
我と汝が力もて
等しく滅びを与えんことを!

という9節かかる詠唱をスキップして瞬間的に撃てるようなものでしょうか。
って、たとえが古すぎて誰もついていけない件w
ドラグスレイブの動画はココをクリック




相変わらず足を引っ張っている士郎くんw




キャスターの魔術によりアーチャーは空間ごと拘束されてしまいます。
しかしアーチャーは
「たわけ! かわせといったのだキャスター」
アーチャーは拘束前に既に干将・莫耶を投げており、それがキャスターに襲い掛かり、拘束魔術も解けてしまいます。



そして出ましたカラドボルグⅡ!
「I am the bone of my sword.」
(我が骨子は捻じれ狂う)




しゃがみ撃ちキターwww


MHFの弓の「嵐の型」ですねw

アーチャーのカラドボルグⅡの直撃を受けてキャスター吹っ飛びました。


セイバーvsアサシンの方も決着がつきそうです。

セイバーは直感:A(戦闘時、未来予知に近い形で危険を察知する能力)によって、これからアサシンが使う技で自分が倒れる姿を想像してしまいます。



秘剣「燕返し」
同時に発生させる三つの斬撃の円によって相手を断ち切る絶技。
多重次元屈折現象というもののひとつらしく、ゲイボルグとは違った意味で回避が不可能な技。


本来、人間の技術では捕捉不可能な燕の動きを、一撃目で回避させ、二撃目で先回りして行動を制限、三撃目で仕留める。これを同時に放つことで燕を斬り落とす剣術らしいです。

このアサシンは本来呼ばれるべきサーヴァントではなかったがゆえに、宝具を持っていません。
しかし、佐々木小次郎は剣術のみで宝具に匹敵する必殺技を身に着けています。
すさまじい存在ですね。



カラドボルグⅡによりダメージを追ったキャスターを、アーチャーはトドメを指しません。
試すのは一撃のみ、キザすぎるでw
アーチャーの目的は士郎を回収することで、不必要な戦闘を避けたいらしい。

キャスターは笑います。
アーチャーと士郎が似ているということを指摘。
「そこの坊やは無関係の人間を糧にする私のようなサーヴァントが許せない。あなたは無意味な殺戮は好まない。ほら、まったく同じじゃない」
二人して全力否定www

キャスターはアーチャーに味方になるようにオファーを出しますが、アーチャーはこれを拒否。
今のキャスター陣営では駒が不足しているので組するほどの価値はないという判断です。

アーチャーはキャスターを見逃します。
アーチャーは、このままキャスターに力をつけさせてバーサーカーを始末させ、その後でキャスターを倒すのが勝ちやすいという判断をしました。
キャスターがこれからも街の住民を犠牲にするのをわかっていながら、取り逃がすことに士郎は激おこプンプン。
アーチャーに食って掛かります。

キャスターが聖杯を手にすれば被害は街以上に拡大する。
キャスターに勝利するため、街の人間に生贄になってもらう方が犠牲の数は減る。
アーチャーの言葉に、士郎は父・切嗣の言葉を思い出します。

「無関係な人間を巻き込みたくないと言ったな。ならば認めろ、一人も殺さないという方法では、結局誰も救えない」

キャスターを追いかけようとする士郎を、アーチャーは後ろから斬りつけます。

「戦う意義のない衛宮士郎はここで死ね。自分のためではなく誰かのために戦うなど、ただの偽善だ。お前が望むものは勝利ではなく、平和だろう。そんなもの、この世のどこにもありはしないというのにな」

「さらばだ。理想を抱いて溺死しろ」
アーチャー、名言の1つですねw

階段から落ちてきた士郎を抱きかかえるセイバーを、アサシン小次郎は攻撃しません。
「果たしあう顔も良かったが、主を思う張り詰めようも捨てがたくてな」
アサシンが正々堂々すぎてワロスwww

士郎にトドメを刺そうと襲ってきたアーチャーを、アサシンが助けますw
「邪魔をするつもりか、侍?」
「それはこちらのセリフだ。見逃すといった私の邪魔をするつもりか?」



アーチャーとアサシンのバトルというのは新鮮です。
どっちも正攻法でないところが特にw
遠距離のアーチャーと、暗殺者のアサシンがガチでバトるとかwww


今回はCパートがありますね。


キャスターのやり方やアーチャーの選択に憤りを感じる士郎を、セイバーが微笑ましい笑顔を向けます。
セイバー、マジ可愛い!
かつてのマスターだった切嗣(目的のために手段を選ばない)と違うところが、セイバーの琴線に触れたというところでしょうか。


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