はい、珍しく劣勢なキリトくんの続きですね。
武器が使用不可で見守ることしかできないシリカさんが歯がゆそうに戦況を見守っております。いや、アンタは攻撃されたら死ぬんやぞ?それを完全に忘れてる気がw
「なにか、私にできることは?」
妻も同じように静観するしかできません。
そんな時、娘のユイが
「ママ、パパの手を握ってください。ママの手の暖かさなら、きっとパパに届きます」
そして手を握るアスナ。
デスガンの機会仕掛の顔の赤い眼を見て…
ラフコフ討伐戦会議の時で説明された重要幹部のことを思い出します。
「赤眼のXaXa!(あかめのざざ) それがお前の名前だ!」
ちなみに他の2人が…
PoH(プー)
ジョニーブラック
ジョニーブラックはリアルでデスガンの共犯をしているうちの1人です。
PoHはこの話には登場せず、アリシゼーション編の後半に出るようです。
シノンたんのスコープ無し狙撃照準キター!
「この予測線による攻撃は、シノンの経験と閃き、闘志のあらん限りをつぎ込んで放った幻影の一弾! このラストアタック、ファントムバレットを無駄にできない!」
動き回る近接戦闘中、しかもスコープ無しという、誤射の危険がある以上、実際に撃つつもりはなくとも、照準を合わせた時点で出る弾道予測線はデスガンを怯ませるのに充分すぎる行動でした。しかも直前に、絶対に思い出すはずがないと思っていたSAO時のキャラネームをキリトに当てられたことも動揺の一端を担っています。
とっさにステルスで逃げようとするデスガンですが、キリトここで苦手なはずのハンドガンを左手に持ち撃つ!
被弾で発動しかけていたステルスが解除された隙に最後の一撃。
そして真っ二つ!
「まだ、終わらない。終わらせない、あの人が…おまえを」
と言い残して、デスガンはDEAD表示。
あの人ってのは、きっとラフコフの団長PoHのことでしょう。
BoBで最後まで生き残ったのはキリトとシノンのみ。
「デスガンが倒れた今、君を狙っていた共犯者も姿を消しているはずだ。だからログアウトしてももう危険はないはずだけど、念のためすぐに警察を呼んだ方がいい」
110番してもどうやって説明するの?と返すシノンに。
「まさか君に住所や名前は聞けないし…」
「いいわ、教える」
うまい! うまいなぁキリト君!
どさくさにまぎれて女のリアル情報ゲットだぜ!
シノンのリアル住所は、キリトが今ダイブしている病院の近く。
「ならいっそ、ログアウトしたら俺がそっちに行こうか?」
「え? 来てくれる…」
すっごく嬉しそうなシノンですが、思い留まります。近くに信用できる友達が住んでいるから別にいいと言います。
ともあれBoBのためには試合終了(最後の一人が生き残り)させないといけません。もう一度、予選決勝みたいに決闘で勝負をつけるか?と提案するキリト。
近接vsスコープ無し狙撃手じゃ予選以上に勝負にならんだろw
試合終了の案はシノンが提示します。
「第1回BoBは2人同時優勝だったんだって。理由は優勝するはずだった人が油断して、お土産グレネードに引っかかったから」
「なにそれ?」
キリトの手に爆弾を持たせてスイッチオン!
慌てるキリトw
抱きつくシノン
そして…
ゴメンね天さん状態w
DOUBLE K.O.
(格闘ゲーム風に発音してくださいw)
キリトとシノンの同時優勝になりました。
目覚めたシノン。
侵入者がいないか、部屋のあちこちを調べ回ります。誰もいないと確認して安堵したところにインターフォン。
駆け付けてきた新川恭二くん。
「朝田さん、言ったよね? 待ってれば、いつか僕のものになってくれるって」
は?w
「だから僕!」
キモイwww
「僕がずっと一緒にいてあげる。あんなやつに頼らなくても、僕がずっと一生君を守って、あげるから」
ハグってきたw
恭二を突き飛ばす詩乃。
「ダメだよ、朝田さん。朝田さんは僕を裏切っちゃダメだ」
無針高圧注射器を出して詩乃の腰につきつける恭二。
「動いちゃダメだよ、朝田さん。この注射器の中身が体に入ると、筋肉が動かなくなってね。すぐに肺と心臓が止まっちゃうんだよ」
なんらかの薬品、医者の息子。
詩乃はようやくここで恭二がデスガンの共犯者だったのだと気づきます。(正確には共犯者のうちの1人ね)
「といっても、今回のBoBの前までは、僕がステルベンを動かしてたんだけどね。でも今日だけは僕に現実側の役をやらせてもらったんだ。だって朝田さんを他の男に触らせるわけにはいかないもんね。いくら兄弟って言ってもね」
デスガンは恭二の兄貴でしたw
「安心して、朝田さんを一人にはしないから」
無理心中キタコレw
GGOで最強になりたかったのに、AGI型が最強と流布したゼクシードのせいで、最強どころかGGOで生活費すら稼げないキャラになってしまった恭二くん。それが最初の殺人の動機でしたw
ちなみにBoB前に犠牲になったゼクシードと薄塩たらこ、そしてBoB中で犠牲になった2人は、ただリアル情報が割れていたからだけではなく、STR型のステータスだったからという理由もあります。
なので、AGI型の闇風は最後までターゲットになっておらず最後の4人まで生き残っていました。(闇風ほどの実力者なら景品を貰うために住所入力はしているはずなので)
それと、おそらく次回に語られると思いますが、恭二くんは成績優秀なんかじゃなく落第寸前です。現実に絶望してゲームの世界こそすべてだと浸ってしまったのですw
現実世界に絶望している恭二くんは、詩乃に無理心中を強要します。
そして恭二が詩乃に惚れたきっかけを語ります。
「ずっと好きだったんだよ。学校で朝田さんのあの事件の話を聞いた時からずっと。本物のハンドガンで悪人を射殺したことのある女の子なんて、日本中捜しても朝田さんしかいないよ」
そりゃ、そうだろうけどw
よりによって詩乃が忌むべきと思っている過去の部分に惚れているとか、勘違いくんも甚だしいですね。受け入れられると思っているのかよw
いや、ほんとマジでキモいwww
ここまでビビり入っていた詩乃ですが、自分の中のシノンに勇気づけられて反撃開始。恭二の手から逃げ出しました。しかし扉が開かず、またも捕まってしまいます。
だからキモいってwww
そして…
キリトきたー!
というところで13話終了。
次でファントムバレット編は最後ですね。
うーん、今回の作品は推理モノとしてはダメだなと前にも書きましたが、そのうち犯人候補者の少なさにも一因がありますね。
デスガンを動かしているのが元ラフコフだとして、共犯者の存在がいるという時点で、こいつくらいしか思い浮かばないしw
(さすがに詩乃に絡んだ女子3人組なわけないし)
共犯説が出る前までならば、シュピーゲル(恭二)はBoB予選を見守っていたので、犯人候補外だったんですけどね。
ちなみにステルベンはドイツ語(医学用語としてのですが)、シュピーゲルもドイツ語(「鏡」の意味)という共通点があります。
あとは終盤、キリトがゲーム内でアスナの手の温かみを感じるシーンの描写がなくなっていたのがちょい不満。ファントムバレット編のヒロインはシノンですが、正妻としての威厳も見せてほしかったですね。
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アニメ感想 ソードアート・オンラインⅡ 第13話「ファントム・バレット」
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