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Channel: 慢性的厨二病患者モキエル
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ゲーム感想 ワイルドアームズ2…10(記憶の遺跡)

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このレビューの途中で、通常バトルの曲が、進撃の巨人の「紅蓮の弓矢」と似ているという話が出てきましたが、その調査の過程でこんなものを見つけましたw
↓進撃のワイルドアームズw
http://www.nicovideo.jp/watch/sm20632815
なんて動画と曲がマッチしているMADなんだ!
カノンの擬体(シルエットアーム)による攻撃が、
立体機動扱いされとるwww




はい、本編に戻ります。

亜空間に閉じ込められたアシュレーは、かつて焔の災厄を退け英雄となった剣の聖女と出会います。
剣の聖女の名はアナスタシア
そこは命ある世界と死者の世界の狭間、記憶の遺跡と呼ばれる場所で、1000年前の災厄との戦いで相打ちになった聖女と、ヘイムダルガッツォーの崩壊に巻き込まれたアシュレーが会話できているというわけです。原理はわからんけどw

伝説でしか知らされていない聖女のイメージとは、かなり掛け離れているため、アシュレーは戸惑います。
にしても、エッチなことも考えるってwww
つまりアレか?
ここはアナスタシアしかいない世界ですから、
オナ…ゲフンッ!

あ、そういえばアナスタシアと共に戦った欲望のガーディアン、ルシエドもいるね。つまり犬と…ゲフンゲフンッ!!!
ルシエドはバター犬

アナスタシアの本当の姿とともに、降魔儀式の犠牲でアシュレーの内的宇宙に内包された怪物の正体がわかります。
焔の魔神ロードブレイザー。
アナスタシアが命を賭して次元の彼方に封印したはずの焔の災厄の主。よりによってそれがアシュレーの中にいるという><

つまり、あれですね。
聖女の末裔であるカノンが執拗にアシュレーを狙ったのは、ただの凶祓いの使命ではなく、アシュレーの中にいるのがロードブレイザーだと無意識で本能だけで感じたからなのでしょう。

記憶の遺跡を進んでいると、マリアベルが登場します。
ああ、マリアベルがいたということは…つまり百合(もういいって!
アーヴィングの傍らにいてARMSの補佐をしていたマリアベルは、実はノーブルレッドという、ぶっちゃけ吸血鬼の一族です。
長寿なため1000年前から生きていて、アナスタシアとともに焔の魔神と戦ったという経緯があるとのこと。
1000年前の戦いでノーブルレッドの一族はマリアベルを残してすべてロードブレイザーに殺されたらしいです。

ちなみにこの時点でのマリアベルはアシュレーのことがわかりません。
どういう経緯でマリアベルがここにいるのか(アナスタシアと違って現世では死んでいない)、そのあたりは謎です。ノーブルレッドゆえの特権でしょうかw
とにかく、マリアベルはここでアシュレーと出会っていたから、作中に初対面した時にアシュレーを前から知っている風な口ぶりを見せたわけですね。

アナスタシア自身は、そもそも剣の修行を積んだこともないただの小娘、地方の下級貴族だったという。しかし、そんな彼女がアガードラームを手にして戦えたのは、大切なものを失いたくない、自分が死にたくないという気持ちからでした。

「ヴァレリア家の血を引いていることなんかに『英雄』である意味なんて、これっぽっちもないわよ」
ここでアナスタシアの苗字が判明。そして、アーヴィングがアナスタシアの血族の末裔であることもわかります。(まあ、普通にプレーしてりゃ、うすうす感づくけどなwww)
カノンの本名、アイシャ・ベルナデットも一族のはずですが、苗字が異なるところからすると、いわゆる分家筋ってところでしょうね。
ちなみに、アナスタシア自身は若くしてロードブレイザーと相打ちになっているので、アーヴィングやアルテイシアは彼女の直接の子孫というわけではありません。あくまで、アナスタシアを輩出したヴァレリアの家系というだけ。

ここで、アーヴィングがアガードラームを引き抜こうとしたことがあるという回想が出てきます。剣の聖女の末裔である自分になら、かつて彼女が振るった剣を抜けると挑戦したものの、抜くことが叶わず壁に叩きつけられてしまいます。
足の負傷がこの時のものなのかは謎ですが、なんかちょっと惨めだなと思いましたw

さて、ヴァレリアであることと英雄であることは関係ないというアナスタシアですが、では何故、アナスタシアが焔の魔神ロードブレイザーと戦えたのかというと…。
それは彼女が他の人と違って「絶望」しなかったこと。
死にたくない、生きていたいという「欲望」がルシエドを具現化させ、アナスタシアの力となりました。
そんなアナスタシアを、当時の人も、現代の人も、剣の聖女として祭り上げています。
そのことに対してアナスタシアは自虐の言葉を残します。
「剣の聖女は時代に捧げられた生贄。体よく飾り付けられ綺麗にごまかされた存在」と。
アシュレーの幼馴染みのマリナが言っていたことと同義ですね。それがこの作品の「テーマ」でもあるわけですが。

ここでマリアベルとはお別れです。
次にロードブレイザーが復活したら共に戦うとマリアベルと約束。
いや、アシュレーの中にいるんですけどねw

最後にアナスタシアが感情を吐露します。
「アガードラームなんて手にしたくなかった。戦うのは恐かった。聖女なんて呼ばれても嬉しくなんてなかった。死にたくなかった」
しかし方法がありませんでした。死ななければ『英雄』になれなかったのです。焔の災厄を退けることもできなかった。

そんなアナスタシアが最後にアシュレーに問い掛けます。
何故、ファルガイアに戻るのか?と。
アシュレーの答えは
「大切なモノを守るのに英雄という生贄にすがるのではなく、もっと別の方法を見つけるため」
今のアシュレーは、当初のただ英雄に憧れ、自分もそうなりたいと願っていた頃とは違います。ようやく彼もマリナの言っていたことが理解できたというところでしょうか。


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