Quantcast
Channel: 慢性的厨二病患者モキエル
Viewing all articles
Browse latest Browse all 3660

モルハラ宮殿 楽俊

$
0
0

楽俊

出演作品:十二国記
CV:鈴村健一

 

階級:アドミラル級 第3席

属性:学生

 

「おいらは楽俊、
楽俊の楽は苦楽の楽、俊は俊敏の俊。
暮らしは楽じゃねえし、足は遅えし、
母ちゃん、なんでこんな名前をつけたんだか」

 

銀河英雄伝説ほどではないにしろ、

神アニメといえる十二国記の最重要人物です。

 

「半獣」という姿で生まれ、

半獣を阻害する国で育ちながらも、

歪むことなく真人間に育った青年。


作中での一般人(王や仙ではなく)の中で、

もっとも達観した思考の持ち主であり、

その優しい性格も相まって

主人公である陽子、

そしてのちに登場する祥瓊を導いた存在。

 

十二国記は最初、
つまらないから見るのやめようかな

と思っていましたw

 

ところが楽俊が登場してから加速度的に面白くなり、

最後まで見た結果、

ついに評価Aランク(神アニメ)にまで昇天w

 

楽俊がいたからこそ、

十二国記は神作品になりえた

といっても過言ではないw


楽俊が陽子や祥瓊と接して、

彼女たちに変化が見られる回は、

何度も見返していますw

 
 
まずは楽俊と陽子の出会いから。
 

陽子は現実世界からこの国へ飛ばされ、
海客(余所の世界からきた人間)を嫌う隣国の巧国の王に
命を付け狙われていました。
それを助けたのが楽俊!

こちらの世界に来て何度も裏切られ、妖魔に襲われ、
やさぐれていて楽俊の好意を信じられなかった陽子が
人間らしさを取り戻す。


つまり楽俊のおかげ!
 
----------------------------------------------

役人が指名手配の陽子を訪ねてきたところを、
多額の報酬があるにもかかわらず、
知らぬ存ぜぬを貫いたシーン。


「突き出すつもりなら寝てる間にやってる。
死ぬとわかっているのに突き出せねえじゃねえか。
陽子は悪い海客だと皆思っている。
捕まれば首を撥ねられる。

塙王様は海客が国が亡ぼすとおっしゃってるらしいが、
おいらに言わせれば迷信だ。
なのに殺されるなんて、おいらは好かねえ」


自分も半獣で差別される身分だから、
同じような境遇の陽子を助けることになったのでしょう。

そして比較的、生活が安定する雁への移住を勧め、
楽俊も一緒に行くことに。

----------------------------------------------

「陽子がおいらを信じてねえのはわかってた。
でも、いつかわかってもらえると思ってた。
これはおいらの勝手なんだ。
おいらは陽子に信じてもらいたかった。
でも、おいらを信じるのも信じないのも、
それは陽子の勝手だ」


人は誰かに何かをする時、見返りを求めるもの。
楽俊のように達観できたら素晴らしい!

----------------------------------------------

陽子の住む現実世界には合格祈願や
商売繁盛で神に祈る風習がある。

それに対して楽俊の言葉が正しすぎるwww

「そんなのは本人がどれだけ努力したかの問題だろ。
神様に願ってどうするんだ?
試験なら勉強すれば受かる。金なんてのは稼げば溜まる。
何をお願いするんだ?」
 
----------------------------------------------

やがて陽子が慶の新しい王であることがわかり、
そのことで恐れ多いと楽俊は陽子に敬語を使い、
距離を取ろうとします。
 

「王宮に一緒に来てくれ」

「ありがたきお申し出でございますが、
それでは景王陛下にご迷惑がかかります。
どうか、これまでのご無礼をご勘定いただき…」


「私は私だ、私は私でしかない!
楽俊と友達になれたと思っていた。
なのに友達を敬語を使われたり、見捨てられたり、
それが玉座のせいなら、そんなもの私にはいらない」


「あなたは遠いお方なのです」

「それは差別だ!
楽俊は私を海客だからと差別しなかった。
なのに王だと差別するのか!?
遠くなんかない、楽俊の気持ちが遠ざかったんだ。
私と楽俊の間にはたかだか二歩の距離しかないじゃないか!


「…違う」

「違う?」

「おいらにゃ三歩だ」

ネズミで短足だからwww
 
----------------------------------------------
 
祥瓊の時はマジ神シーン連発です!
 
この単語そのものは登場しませんが、
楽俊が祥瓊に言って聞かせる内容は、
ノブレスオブリージュ(貴族の義務)
概念そのもの!
 
----------------------------------------------
 
 
祥瓊は王である父に何もせず宮廷で遊んでいろと言われ、
その通りにし、王が民から憎まれていることもしらず、
反逆が起きて王が死んでから、祥瓊自身も在野に放り出されました。


そして楽俊と出会い、色々なことを教えられます。
公主だった自分が平民のようにみずぼらしい着衣を着ることや、
隙間風の入る宿に泊まることに抵抗することにも強い指摘を。


「今まで芳の民には沢山会った。
先の王は随分憎まれてるなぁ。
公主を庇う者もいなかった」


「私のせいじゃないわ」

「あんたのせいだよ。
親父さんが峯王になったのは、確かにあんたのせいじゃねぇ。
けどさ、公主になったからにはその責任が生まれるんだよ」


「責任?」

「ここ、柳の国の大使は確か官吏を務めておられる。
南の奏国でも大使は王を助け、公主は国立の医院を作られた。
今のように病人の方が医者に行くようになったのは、
奏の公主様が始められたことだ」


「知らなかった。だって…」

「知ってなきゃいけなかったんだ。
公主の祥瓊より、
おいらの方がはるかに芳に詳しい。
それってボロを着るよりも
恥ずかしいことだって、分かってるか?」

「でも…」

「世の中のほとんどの人はその毛織物を着てる。
誰も恥やしねえ。
それが自分の手で働いて得た、最上の物だからだ。
何の努力もなしに絹を着ている連中もいるさ。
でもな、努力もなしに与えられるってことは、
その値打ち分のことを要求されているんだ」


「全部、私のせいだと言うの?
お父様もお母さまも、
何もしなくていいとおっしゃったのよ?」


「王は国と民に責任を負っている。
責任を果たさずに手に入るものなんかねえんだよ。
あったとしたら、それは何か間違っている。
間違っていることを盾に取っても、
誰も認めてくれねえんだ」


最初は楽俊の言葉を拒絶する祥瓊ですが、
一緒に柳の国を旅するうちに
自分が何も知らない愚かな人間だったに気づきます。
 
----------------------------------------------

この十二国記の世界は王が在位中は自然災害がないが、
王が居なくなれば次の王が立つまで
災害や妖魔によって民が苦しめられるシステム。

王は不老の存在ではあるが、王が道を踏み外すと
「失道の病」といって、王を選んだ麒麟が死に、
王も天命が尽きて死ぬというシステム。
 

「峯王、あんたの親父さんは厳しいので有名だったからな。
民を虐げる王は長く続いた試しがねぇ。
王に散々虐げられて、
また次の王が立つまで天災に苦しめられる。
芳は可哀想だな」


「どの王だって民を助けるために一生懸命やっているわ。
無軌道な民には刑罰だって必要なのよ」


「ある程度の厳しさも必要だろう。
けど、物事には限度ってものがあるからな。
王が倒れたってことは行き過ぎだったってことだろうな」


「芳の王が倒れたのは天命が尽きたからじゃないわ。
簒奪者が王を弑逆したからよ」


「弑逆は大罪だ。
恵州侯があえてそれをしたってことは、
王がどうしようもなく国を傾ける前に討たなければ
いけなかったってことなんだろうよ。
その方が、マシだと思えるほど…」


「確かに、誰もが弑逆者の月渓を褒めた」

ワイロは死刑

わかる

生活が維持できなくて子供が食料を盗んでも死刑

それはちょっとw

風邪を引いて仕事を休んでも死刑

アカンわwww

清廉潔白、誰一人の怠惰も許さないという考えが、
行き過ぎた結果がコレw
1年で30万人の民が処刑されたわけでwww
 
----------------------------------------------

祥瓊は当初、新しく王がたった
慶国の王(つまり陽子)を憎んでいました。
自分が王宮から追いやられたのに、
同じ年代の女子が王になって、
悠々自適の生活を暮らせるようになったことに。


しかし、楽俊から陽子がどういう状況で、
王になったのかを説明します。


「行き倒れているのを拾ったんだ。
それで、雁まで連れて行った。
おいらに会った頃の景王と、
牢の中のあんたが同じに見えた。
苦しくて苦しくて辛抱できないって顔してた」


「それで私も拾われたのね」

「そういう巡りあわせなんだって言ったろ?」

憎しみから興味へ。
そして慶国へ渡った祥瓊は大活躍!

つまり、楽俊のおかげ!
 
----------------------------------------------


ちなみに人間の時の姿は…

 


こんな感じ。

ネズミの時の方が可愛くて好きですw

 

 


Viewing all articles
Browse latest Browse all 3660

Trending Articles