☆グラゼニ
19話
東光を覚えていますでしょうか?
シーズン1の頃に登場したスパイダース4番手捕手。
コチラに当時の雑記レビューがあります。
↓
グラゼニ6~7話
このシーズン、サイクルヒットも記録したこともありますが、
結局のところ1軍に定着はできず、
シーズンオフとともに戦力外になってしまいました。
扱いとしては「任意引退」です。
野球における戦力外通告は
「自由契約」と「任意引退」があります。
「自由契約」とは球団がその選手の保有権を完全に放棄し、
選手に他球団と自由に契約する権利を与えるもの。
ウチはもうアナタを要らないから、
どことなりでも自由に他の球団と再契約してくださいな、
ということです。
対する「任意引退」は
球団は選手の保有権を放棄していないので、
選手は別の球団に入ることはできません。
何故、「任意引退」があるのかというと
球団が契約を打ち切るつもりはないのに
選手の方から選手を辞めたいと言った時、
その選手が本当に野球を辞めるのではなく、
その球団を辞めて別の球団に行くという
卑怯な方法を防ぐためです。
「任意引退」で野球を辞めてから、
もう一度球界に復帰する場合は、
引退前に所属していた球団でなければなりません。
球団がその選手を要らない→自由契約
選手本人が野球を辞めたい→任意引退
と、考えてもらえれば。
さて、今回は球団側から「任意引退」を言ってきました。
これはどういうことか?
球団はその選手(今回の場合は東光)を
アスリートとして戦力には数えていない。
しかし、球団職員として再雇用する意図がある。
という理由です。
いわゆる、選手引退後のフロント入りというやつです。
なお、「MAJOR」ではジョー・ギブソンが
心臓病の術後にシカゴ・バイソンズ入りしたものの、
まったく活躍できず、
球団からウェーバー公示すると言われましたが、
ギブソンは球団に任意引退扱いにしてくれと
打診するシーンがあります。
ウェーバー公示の場合は、
その後に選手を続けるにせよしないにせよ、
現球団を離れることになります。
しかし、ギブソンはシカゴのファンを落胆させたまま、
別の球団に移るのも引退するのも良しとしませんでした。
バイソンズ傘下のマイナーリーグから出直して、
メジャーで通用すると認めてもらったら、
もう一度、バイソンズの選手として契約してくれ、
という考えからでした。
ギブソン、マジイケメン!www
選手引退後の球団フロント入りは、
セカンドキャリアとしては良い話ですが、
東光はまだ現役にしがみつきたいという理由で
任意引退を断って自由契約にしてくれと球団に言いました。
この選択を私は愚かであるとは言えませんね。
確かに広い目で見たら、
若いうちのほんのひと時しかプレーできない
プロ選手生活よりも、その後の長い人生の
セカンドキャリアを重視するのは正しいかもしれない。
ですが、多くの人間が挫折する中、
一握りの選ばれた者にしかなることの
できないのがプロスポーツ選手。
そのプロスポーツ選手になれたのであれば、
体が動くうちは選手としてプレーし続けたいというのは、
悪いことだとは思いません。
どのみち、一度きりの人生です。
選手としてやれるのであればランクを落としてでも
現役にしがみつきたいと考える。
個人的にはこちらの方がかっこいいと思います。
2006年のワールドカップで引退表明した
あの選手(当時28歳)は、
現役時代は凄かったかもしれませんが、
私は好きではないですねw
私がガチで応援したある選手は
31歳の時に長く所属していたクラブを戦力外になり、
その後、別のJ2のチームに1年、
その翌年はJリーグで雇用がなくて、
マイナーな海外で1年、
日本に戻ってきてJFLから昇格を果たしてJ2入りする
我が地域のクラブにトライアウトで入団(当時34歳)。
2年後、戦力外(当時36歳)になるも、
今度はJのクラブが保有するシンガポールの
チームに選手兼コーチとして2年。
38歳まで現役でした。
その後はGKコーチとしてクラブを転々として、
現在は世代別代表U-19のGKコーチをしていますね。
東光はトライアウトに臨む。
が、トライアウトは形骸化していて、
やる前から球団は取る選手を決めているもの。
そんなところに出たところで、
取ってくれる球団なんかいやしないというのが、
大学時代に同期でエリートサラリーマンになった北村の意見。
西河内という選手が自由契約。
スパイダースの現監督の別球団時の教え子で、
監督の指導で大活躍したことのある選手。
左の先発として監督的には獲得したい逸材らしい。
が、ケガの状態が気になることと、
球団役員は外国人の左投手の獲得を狙っていることで、
現時点では保留ということに。
西河内自身も現スパイダース監督の田辺を
アテにしている節がありw
というよりも、現役続行しないとマズい理由がw
数年前に分割払いでマンションを購入したのですが、
来年もプロ契約を続行できないと、
今年の年俸の分の税金が払えないというw
プロを引退すると来年は無収入。
今年の分の税金を払うために、
せっかく購入した分割払いが終わったばかりの
マンションを売却しなけばならない。
これが金額の上下の激しいプロ選手の怖いところw
トライアウトでは
スパイダース(の監督)が獲得したい西河内と、
スパイダースが放出した東光との対戦という皮肉w
監督は西河内は自分が育てた!という
感情があるので好印象ですが、
ピッチングコーチ陣としては
38歳のロートルを預かるのは御免こうむりたいとw
現戦力で使い物になるかどうかより、
将来性がある若いのが欲しいのはどこの世界も同じ。
東光は1回目のトライアウトでは結果が出せず、
2度目のトライアウトに賭ける。
一方、西河内は1回目のトライアウトで結果を出せた。
しかし、球団役員から新外国人の獲得交渉に成功した
という連絡が来たため、西河内は取らないという選択にw
プロの世界って世知辛い!www
2回目のトライアウトでは東光は4打席4安打の大爆発。
西河内も前回に続いて快投。
しかし、この2人を獲得しようと考える球団は現れなかった。
(´・ω・`)
トライアウトで獲得された選手は20代ばかり。
(´・ω・`)
球団の任意引退を蹴ってのトライアウト参加ゆえに、
球界に戻る道はなく、再就職を考えなければならない。
(´;ω;`)ブワッ
が、捨てる神あれば拾う神あり!
東光にも西河内にも、
獲得したいという球団が現れた!
日本ではなく台湾の!
「トライアウトには日本球界だけではなく、
他国のスカウトも来る」
日本よりも格段にレベルは落ちるが、
それだけに日本で活躍したことのある
選手を獲得したいという球団がある!
西河内も東光も台湾の同じチームにスカウトされ、
日本球界を追いやられた者同士が仲間として戦うことに。
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