ドッキリ事件の影響ですごく評判が悪いですね、この作品…。
イジメコネクトとか言われてますw
ここではそういう外聞はとりあえず関係なく、作品に対するレビューだけに留めておきます。
入学直後にあぶれてしまったメンバーが部を新設してつるむのですが、そこに風船葛なる謎の人物?が現れて、メンバーを不可思議な現象へと誘います。それにより、それぞれが持っているトラウマなどが明るみになるという、心の傷をテーマとした作品。
文化研究部(文研部)のメンバーは5人。
※八重樫太一
プロレスをこよなく愛し、入部届にプロレス研究会と存在しない部活を書いてしまう。
※永瀬伊織
これだけ色んな部活があると選ぶのも面倒だし、逆に運を天に任せた方が新鮮な驚きと感動に出会えるのではないかという理由で部活を担任に一任した。
※桐山唯
可愛いものが大好きで、既に消滅しているファンシー部に入部を希望した。
※青木義文
遊びサークル部なる部活があるという噂を信じ込み、入ろうとした。
※稲葉姫子
パソコン部に入ろうとしたが、たちまち部長と衝突し別の道を模索した。
文研部を創設する前にやろうとしていたことがこれでしたw
それにしても、唯という名前のキャラがいるのに、あえて豊崎にさせてないところに作為的なものがあるのかな?w
☆ヒトランダム:人格入れ替わり
突如、風船葛による人格入れ替わり事件(5人のうち、誰かと誰かの人格が入れ替わる)が発生。それにより文研部のメンバーは大きく混乱します。
おもに女子3人のトラウマというか心の傷が明るみになりますね。
伊織は他人が望む姿を演じることに慣れすぎて、本当の自分がわからなくなっている。唯はかつて男に襲われそうになったことで、男性恐怖症を持っている。
しかし、この章で自分が印象的に思えたのは稲葉姫子の性格でしょうか。
他人をまったく信用できないという稲葉。人格が入れ替わっている時に、自分の体で犯罪を犯されたらと考えると恐怖する。
この現象で一番ダメージを負ったのが稲葉でした。
でも、この稲葉の考え方ってある意味では正しいと自分は思いました。
そもそも、他人を信用するってどういうことなんだろう?
ライアーゲームでも主人公の秋山が言いますが、信用とは思考の放棄である、と。相手を信用するということは、その相手についてあれこれ考えをめぐらせることを放棄していることに繋がる。本当に相手のことを考えるならば疑うことの方が正しい、と。
よく裏切られた時に「信じていたのに!」と憤る人がいますよね。
でもそれって、信じる=思考の放棄が原因、つまり本人のミスじゃないのか?ということ。
信じる方がバカを見る、とまでは言いませんが、信用なんてそんな簡単なものじゃないってこと。
では、本当の意味での他者への信頼とは?
それは、たとえ裏切られても、その相手を許せる心中にある関係、ではないでしょうか?
つまり、こいつになら裏切られても構わないと思える心。
お金を貸した場合、そのお金が返ってこないことを想定済みで貸せる間柄、それが信頼関係ではないのかと。
と、これはまあ自分の自論ですのでw
最後に…ヒトランダムにおける名言といえば、八重樫太一が稲葉に向かって言う
「俺は稲葉をオカズにしたことがある!」
ですねw
本人を前にこれは言えんわw
☆キズランダム:欲望解放
キスしねーじゃんかよぉー!
ヒトランダムの終盤に、稲葉の体を借りていたとはいえ、太一と伊織はキスを交わしお互いの気持ちを確かめ合いました。
そして次に起きる現象が欲望解放ならば、そりゃもう期待するしかないじゃないですか!
そりゃもう人目をはばかるほどに熱烈に濃いディープキスを交わしまくってくれるのかと思っていたのに…。
なんでキスしないんだよぉ!
タイトル詐欺だゴルァ!
…
……
………
…………え?
キスランダムじゃなくて、キズランダム?
あ、こりゃ、大変失礼しました><
いや、マジでタイトルを読み違えてました。
この章の3話目で人は傷つけ合う生き物だからというセリフを見て、ようやくこの章がキズランダムだというタイトルだったことに気づいたんですわ><
この章でダメージを負ったのは桐山唯かな。
元空手少女で強いけれど、過去に男に襲われかけたことで男性恐怖症のトラウマがある彼女。
街中で男に絡まれている女子を見つけて怒りがわき、欲望解放が起きたがゆえに男たちを病院送りにしてしまったことで、また誰かを傷つけるんじゃないかと引きこもりになってしまいます。
それを救ったのは、軽いキャラであると思われがちの青木義文。
唯に何度も告白するも玉砕している彼が、唯を不登校から救いだします。
が、その時のセリフがヤバすぎるだろw
「だから唯、一緒にラボホテルに泊まろう!」
これはないわw
キズランダムはここで終わりかと思ったら、まだひと悶着ありまして、本音では太一が好きだという気持ちの欲望解放が起きてしまう稲葉の件もありました。
稲葉は本当にいいキャラだわ。
☆カコランダム:時間退行
いよいよ物理的におかしい現象が起きました。
5人のメンバーがランダムで幼児化するwww
今の状態(高校1年生)より以前の状態になる、というだけなので必ずしも幼児ではありませんが。
このあたりから、クールな稲葉がデレ始めて(*´ω`*)ウフフな気分になりました。ただ、今の状態になる前のキッツい稲葉(若返り現象の状態)はちょっと退いたけど><
あとは唯がちょうど男に襲われかけた直後の状態に時間退行してたシーンにビビビときました。(*´ω`*)
小説・ドラマなどの作品における、使い古された3大糞テーマと言われる病死(事故死)、ドラッグ、レイプのうち、自分はレイプだけは好きなテーマなんでw
関係ない話だけど、一時期流行った「DEEP LOVE アユの物語」とか3大糞テーマを全て盛り込んでてワロタw
ああいうのがウケるってのが自分的にはありえないなーw
はい、蛇足でした。話をココロコネクトに戻します。
このテーマで出てくる青木の過去は本当に微妙でしたわ…。
それこそ糞テーマの1つ(病死・事故死)くらい使ってくるのかと思ったのに、ただ転校して離ればなれでうやむやになっただけとか。
☆ミチランダム:感情伝導
これはテレビ未放送分なのかな?
カコランダムが解決した後に、伊織が太一を本当に好きなのかどうか自問自答するシーンという気になる終わり方をしてまして、その続きがこのミチランダムです。
いきなり、伊織がぶっ壊れますw
これまでの異常現象で徐々にダメージが蓄積していたのが、実はこの伊織でした。
本当の自分というものを知らない伊織にとって、勝手にテレパシーが起きる感情伝導はすごく深刻らしい。
これまでは可愛いなと思えた伊織がぶっ壊れることで、マジちょっと退いたw
なんとか元の伊織に戻ってもらおうと他4人が懸命に努力するのだけど、裏目になります。
というか「いつもの伊織らしくない」って禁句だろwww
そもそも伊織は周囲の期待に応えるべく常に演技をしていたわけだし。
このテーマでは、女のイジメってマジで陰湿だわって思いましたw
なるだけネタバレを避けるべくちょっと変な感想記事になりましたが、このあたりで終わりにします。
原作の小説版だとこれから先も話が続くわけなんだけど、どうかな…。活字媒体が苦手な自分はちょっと手に取るのが難しいです。
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アニメ感想 ココロコネクト
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