バクラム軍によるライム制圧から4週間…。
古都ライムを占拠したバクラム軍はそのままアルモリカ城へ進軍すると誰もが考えたが、予想に反して、一向に動く気配を見せなかった。
暗黒騎士団もフィダック城を離れようとせず、戦線を拡大する意志があるのかないのか、皆その真意を測りかねていた。
業を煮やしたバルバトス枢機卿はアルモリカ城攻略のため大軍を率いて出陣した。物量作戦を用いることで、被害を微少にとどめバクラムに付け入る隙を与えないことが狙いである。
また、ガルガスタンの本拠地であるコリタニ地方へは中央を走るバーナム山脈が壁となるため、アルモリカを通過しなければ侵入は不可能である。
枢機卿は、この地理的優位からコリタニ城の全戦力をアルモリカ攻略に向けても大丈夫と踏んだのである。
ガルガスタン軍がスウォンジーの森を越えた頃、デニムの下へしの報せが届いた。
Chapter-3(Law)
欺き欺かれて
ロスローリアンの進軍停止の理由がルートによって異なるんですよね。
Cルート:聖騎士一行が頑張ってくれた
Nルート:ガルガスタン軍を加えたウォルスタ軍がガチ戦闘で引き分けに持ち込んだ
Lルート:何故か進軍を停止したw
まあ、Lルートの場合はウォルスタ解放軍は風前の灯なので、進軍されていたら敗北決定だったわけですが。
フィダック城での暗黒騎士団の査問で、進軍停止の理由が出てきますね。バルバスが古都ライムに駐在している聖騎士とタイマンやりたくて進軍→副団長バールゼフォンが途中で進軍を止めさせた。
ここは他ルートでも同じ言葉が交わされるけど、Lルートの場合が一番しっくりくるかな。
一方、その頃、デニムが次の任務へ行こうとするのを糞姉カチュアが止めようとします。
デニム達の次なる作戦は、
ヴァイスら元ネオ・ウォルスタ解放同盟がスウォンジーの森でガルガスタン軍を足止めしている隙に、デニムらが背後から難所のブリガリア平原を抜けてコリタニ城を攻めるという手はず。数では圧倒的に劣るウォルスタ軍にはこれしか方法がありません。
そして進軍する日が決まっての、この姉貴の止めっぷりウゼェw
ここも他ルートと同じやり取りなので省略します。
んで、作戦進行の方は、と。
クァドリガ砦から船で迂回し、マドュラ氷原へ。そこから南下して中継地点のブリガンテス城をまず制圧します。(マップは序章のを見てねw)
デニム的にはそんなつもりはなかったのですが、ここにはガルガスタン穏健派の皆様方が捕囚の身となっておりました。
Lルートは唯一、それぞれの勢力の反対勢力が登場しますね。
司祭ブランダが率いるヴァレリア・バクラム国に対して、
ヴァレリア解放戦線。
バルバトス枢機卿が率いるガルガスタン王国に対して、
ガルガスタン穏健派。
そしてロンウェー公爵(現時点では故人ですが)を旗印としたウォルスタ解放軍に対して、ヴァイスが立ち上げたネオ・ウォルスタ解放同盟。
こういう構図、大好きです。
ガルガスタンの老人との会話でデニムが言います。
民族紛争なんてものはなかった。いつの時代も権力を求める上役が煽っていただけ。
まさしくそうですね、中共の皆さん?
さて、ここでは選択肢次第で竜騎兵のジュヌーンが加入します。ジュヌーンはかつて枢機卿の手先として民族浄化政策に関わったものの、過ちを認め今では贖罪を求めています。ちょっとLルートのデニムに似た境遇の人ですね。
コリタニ城に到着。城内ではウォルスタ解放軍を倒したと歓喜に震えておりますが、それは陽動のヴァイス部隊。そうとも知らず、デニム部隊がコリタニ城まで来ていることに気づいてプギャー言ってますw
城内を護るのは黄土のグアチャロ。彼は先ほど仲間にしたジュヌーンと因縁深き相手の様子。
かつてジュヌーンはグアチャロに騙されて村1つを焼き払った過去があるとのこと。ほんとデニムにちょっと似てるねw
しかしグアチャロさん、顔は普通のテラーナイトで固定ユニットではありません><
グアチャロを倒し、バルバトス枢機卿を追い詰めるデニム隊。
プライドの高いお偉いさんだけに、捕虜となるくらいならと自害しちゃいました。
悪者だけど潔さだけはあるね。虚栄心だけは一人前で責任は他人に転嫁しまくる永田町の妖怪ジジイどもも見習ってほしいものです。
さて、ガルガスタンの親玉は倒したものの、まだ残党はいます。特にガルガスタン軍の雄たるザエボスはまだ健在。こちらはスウォンジーの森でヴァイス隊を倒し、捕虜として拷問タイムに勤しんでおりますw
ガルガスタン残党軍を倒すため、デニムはそのまま南下。スウォンジーの森にて刺客を倒し、タインマウスの丘へ行くと、再びあの変人ガンプさんが登場。愛しい子供たち魔獣たちを倒して、体力を削るとそそくさと逃げていきますw
っつーか、こいつ、ガルガスタン人だけどガルガスタン軍とあまり関係ないところで動いてるよねw
デニム軍がスウォンジーの森を抜けた頃、港町ゴリアテに1人戻っていたカチュアの前に、暗黒騎士ランスロットが現れます。
これも他ルートと同様なので省略。
隠れイベントとしてヴァレリア解放戦線の崩壊があります。Lルートではデニム君はヴァレリア解放戦線とは関わりを持たないので、知らないうちに全滅していることになるんですね。そのあたりをウォーレン・レポートで見ることができます。
一度はプランシー神父を暗黒騎士団の手から救出した解放戦線ですが、追撃され全滅。プランシー神父は再び暗黒騎士団の手に落ちてしまいます。
解放戦線のリーダーであるセリエは、オズの計らいで暗黒騎士の兵卒たちにレイープされて殺されてしまいましたとさw
このルートではフォリナー四姉妹が揃わないんですよね、残念なことに。
アルモリカ城内ではガルガスタン最後の残党ザエボスが待ち受けています。
誇り高き軍人の死に様とかw
いや、だからなんでBGMが屍術師ニバスのテーマなんだよ!
まあ、敗残兵なんて余裕で倒せるわけですが…。
民族なんて関係ないというデニム君に、
『ご都合主義の偽善者』
『民を欺き、仲間を欺き、自分すらも欺く』
と死にかけのザエボスさんに捨て台詞を吐かれてちょっと凹んでしまってます><
一時的に占拠されたアルモリカ城を奪回すると、ゼノビアの聖騎士一向の、ミルディン、ギルタス、ウォーレンさんがいました。
ガルガスタンとの戦いが終結し、これから暗黒騎士団のいるフィダック城を攻めるも、ゴルボルザ平原を渡ればガチ戦闘となる。数的不利のこちらとしてはそれは遠慮願いたいとのことで、バーナム山脈の抜け道を使うことになります。
一気に6人仲間になりますが、顔無しユニットであるペイトン、ベイレヴラ、アプサラの3人はイラナイ。そもそもこのネオ・ウォルスタ解放同盟のメンツ、デニムに悪態をついてきてたから嫌いw(アプサラは別だけど、プリーストのクラスは後で入手可能なんでいらない)
なので後に戦死してもらうことにしますw(何がなんでも除名は使わないw)
残り3人のうち2人、ミルディンとギルタスはCルートでも仲間になるユニットですね。ホワイトナイトという特殊クラスですが、いわゆるちょっと素早いだけのナイトってだけ。まあ、そこそこ出番を上げようと思っています。
やはりこのルートでしか仲間にできないヴァイス君が一番良いですね。Lルートはフォリナー四姉妹やヴァレリア解放戦線のメンバーが仲間にならない反面、特殊なキャラが仲間になる傾向が強いです。
ヴァイス、ジュヌーン、ザパン、オクシオーヌ(4章で仲間になる)。
ウェオブリ山(バーナム山脈の抜け道)をデニム軍が超えた頃、王都ハイムでは司祭ブランタがウォルスタ解放軍の戦力増強にビビっておりましたw
ガルガスタンの穏健派にネオ・ウォルスタ解放同盟をも取り込んだウォルスタ解放軍は、バクラム軍にとってももはや無視できない存在となっているのですねぇ(ユニット的にはジュヌーンとヴァイスが加わっただけなんだけどさw)
バクラム側とローディス側は決して一枚岩ではありません。ローディスにはローディスの目的があってこの島に訪問していて、バクラムに加勢しているのはそのついでにすぎないのですからね。そのあたりを理解していない司祭ブランタはアホだということでしょうなw
フィダック城へ向かう前にある古都ライム。一番戦場になりやすい都市ですが、今回もひと悶着あります。
バクラム軍が夜間の見回りをしていると、盲目の初老の男が補導()されてしまいます。
そんなところに暗黒騎士団のコマンドの1人、オズマがやってきて、初老の男をハボリムと呼びます。どうやら面識があるらしく。つっても第1章で実は名前が出てますけどね。(あえて書かなかったけど)
あくまで人違いとはぐらかすハボリム先生。そんなところに解放軍が到着。相手は暗黒騎士団、一触即発です。
オズマを倒すとハボリム先生が仲間になります。Lルートのハボリム先生はここで仲間になるんですよね。他と違ってかなり遅めです。
フィダック城に到着。第1章でレオナールさんが言っていた難攻不落の要塞です。まあ、こちらにはカノープスとエンジェルナイトの飛行ユニットが2人いますけどね。きちんとアイテム回収しつつ、城門前は軽々突破。
城内に入ると、こんなところでカチュアと出くわします。
やっぱりナイフを振りかざしてきますw
暗黒騎士団のコマンドの1人、オズがやってきて、ランスロットとカチュアは城外へ脱出。
「よくも姉さんをやってくれたな。俺の大事な姉さんを!」
ってこっちはシスコンかよwww
しかもこっちは二卵性双生児だから血が繋がってますしおすし。
さて、お馴染みのフィダック城内戦ですが、ルートによってボスが変わります。
Cルート…オズ&オズマ(両方ここで対戦)
Nルート…オズマ(オズがクァドリガ砦で死んでいる)
Lルート…オズ(オズマが古都ライムで死んでいる)
いきなり一騎打ちが始まったかと思うと、ある程度ダメージを与えたら今度は集団戦に。
だったら最初から集団戦にしろよ。
オズを倒したところで3章終了となります。
しかしこの姉弟、3章になってようやく出てきたのにすぐに死ぬとか可哀想なキャラだったよね…。
他人を欺くことは容易いが
自分にウソをつくことなんて、できやしない。
それができたら、僕は楽になれるのか…
第3章・Lルート完
さて、L・C・Nの3章までのレビューが終わったので、
ようやく次は4章(最終章)のレビューに入ります。
どのルートでも基本は同じですが、Cルートの4章としてレビューします。自分はLルートが好きなんですけど、Lではフォリナー四姉妹が揃わないので、そこだけが不満。
というわけで、フォリナー四姉妹全員がご存命という前提で4章スタート。
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タクティクスオウガ感想 第3章 Lルート
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